お客様の止水工程では、生産ラインが一時停止した際に止水材塗布機のノズル内で止水材が固着し、再稼働時に塗布不良が発生するという課題を抱えていました。この不具合は発生頻度こそ低いものの、一度発生すると製品への浸水などクレームにつながり、顧客満足度の低下を招くことがマーケット調査で明らかになっていました。既存の対策として超音波カッターによる止水版除去が導入されていましたが、切り取った止水版がカッターに付着し切れ味が低下、定期的な清掃作業が必要となり、作業負担とコストが増大。人手による対応は品質のばらつきや現場のプレッシャーにもなっており、当社までご相談を頂きました。
こうした現場の悩みに対し、羽根田商会は超音波カッターによる自動化に加え、カッター洗浄工程の追加をご提案。これにより、ノズル内止水材の固着除去からカッターのメンテナンスまでを一貫して自動化し、少人化と品質安定を同時に実現。従来の人手作業によるばらつきや保全コストの増大といった問題を根本から解消し、現場の負担軽減と生産性向上に大きく貢献しています。
自動カッター洗浄工程の導入により、以下のような明確な効果が得られます。
従来は人手で対応していたカッター清掃を自動化することで、作業者の負担を大幅に軽減。少人数体制でも安定したライン運用が可能となります。
自動洗浄によってカッターの切れ味を常に最適に保ち、止水材除去工程の品質を均一化。
定期清掃やメンテナンスにかかる人件費・工数を削減し、1日あたり6,000円のコストダウンを実現。長期的な保全費用の圧縮にもつながります。
クレーム発生リスクが低減されることで現場スタッフの心理的負担も軽減。安定した品質と工程管理が可能となり、現場全体のモチベーション向上にも寄与します。
止水材除去からカッター洗浄までを自動化し、作業者の介在を最小限に。生産ラインの安定稼働と省人化を両立します。
自動制御により、毎回同じ条件でカッター洗浄が行われるため、作業品質のバラつきを低減。高い再現性で不良品発生を防止します。
洗浄工程の自動化により、カッターの保守作業の簡素化を実現。設備保全の効率化にも寄与します。
各社の生産ラインや工程条件に合わせて最適な自動化仕様を提案可能。羽根田商会ならではの現場密着型サポート体制で、スムーズな導入・運用を実現します。
羽根田商会は、工場設備・FA機器・自動化ソリューションからメンテナンスまで、ものづくり現場の最前線を支えてきた専門商社です。お客様の「困った」に寄り添い、最適な製品とサービスをワンストップでご提供。現場の課題解決はもちろん、納入後のアフターサポートも万全です。省人化・保全費削減でお困りの際は、羽根田商会までお気軽にお問い合わせください
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